少し前にこのようなエントリーをしました。

そこではビオフェルミンやら低FODMAP食の話をしましたが、最近はその中でも『プチ断食』をまず初めに試す、というのが自分の中で定石になっています。
現代人は胃腸に働かせすぎ
体の調子が悪いときに休養を取るという行動が適切なことはあなたもご認識していると思います。
平日仕事を頑張ったら、休日には休養を取ると思います。
しかし、胃腸についてはどうでしょうか?
定期的に休ませているでしょうか?
たまに栄養万能説を唱える人がいます。
「疲れているときはこの食材を!!」とか、
「風邪を引いたらこの栄養素を取ろう!」など。
もっと単純に考えればいいんじゃないかなって思います。
体が疲れているときは胃腸も一緒に休もう。って。
うちの犬も一緒だった
うちには2歳のトイプードルがいます。
成犬になるまでは全く下痢とか軟便がなかったのですが、大人になるにつれて時々柔らかいウンチをしてしまったり、おならが止まらなかったりします。胃腸の調子悪いんだなぁと思います。
そして、一回調子が悪くなると、その状態がしばらく続いてしまっていました。
この犬を譲っていただいたブリーダーさんに
「下痢をしているときはご飯抜くといいよ」
と教えていただきました。
試しに、1日2食ですが1食抜いてみることにしました。
そうすると、次のウンチは健康なウンチに戻りました。
また、与えているドッグフードのグラムを計ってみたらパッケージに書いてある推奨量より多かったのです。
「あぁ…。普段食べさせすぎて胃腸が疲れてしまったのかな。」と反省しました。
人はすぐに薬頼り
犬も人間もこの考え方は共通していていいと思います。
犬の調子が悪いときに絶食療法を取ることは、犬界でよく言われています。


しかし、人間界でほとんど聞くことはありません。
何ででしょうか。私はとても不思議に思います。
なにかあればすぐに薬で解決しようとしてしまう。
これでは根本解決にはなりません。
医学の進歩はすごいですが、一度原始的な方法に戻ることも大切だと思います。
絶食って難しい
絶食が体にとって望ましいとわかっても、いざ実行するのは簡単なことではありません。
犬の場合はご主人が食事を与えなければ済む話ではありますが、人間は冷蔵庫を開けたり、食材がなくてもコンビニに走ってしまったりでき、欲望に打ち勝つことは大変なことです。
最初は「断食」ほど大袈裟なものでなくてもいいかもしれません。
胃腸に負担のかからない食事に変更してみたり、休日だけ朝ごはんを抜いてみたりと胃腸に気を使ってあげるだけでも違うはずです。
まとめ
ドイツのイセルスという教授の言葉にこういうのがあります。

世界には2人の名医がいる。それは食欲不振と発熱だ。
食欲不振というのは、体が
「今は物を取り入れるな!」
という貴重なサイン。
これを薬で押さえ込んで、美味しくご飯を食べることは果たして正解でしょうか?
考えなくてもわかるはずです。
ビオフェルミンや低FODMAP食も有効だとは思いますが、足し算ではなく引き算で食事について向き合うことも大切なことだと私は思います。
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