あなたはお風呂に入った時、石鹸で体を洗いますか?
「なに当たり前の質問をしてるんだ!」と思うかもしれませんが、私はボディーソープや洗顔フォームを使っていません。
そもそもお風呂場にボディーソープや洗顔フォームがありません。
しかし、皮膚異常は全く発生していません。
シャンプーも週1回程度に変更しました。脱サラして整髪料をつけることが少なくなったということもありますが、無駄に油を落とさなくなって状態は前よりよくなっています。
他の動物と同じでいいはず
私たちは「人間」という括りなだけであって、地球上存在する他の生物と同じなのです。
なぜ、人間だけが丁寧にボディーソープを使って体を洗うのでしょうか。
私にはとっても不思議です。
何を洗い流しているのか?
ボディーソープを使っているあなた、一体何を洗い流しているのでしょうか?
あまり意識をせずに「汚れ」という曖昧な物体を落とすために使っている方が多いのではないでしょうか?
汚れってなんなのでしょうか。
糞尿を罰ゲームで体全体に塗りたくられたとか、油のプールで泳いだなど、特殊な状況があった場合、こんな私もさすがにボディーソープで体を洗いたくなるとは思いますが、普段生活していて、ボディーソープを使ってまで落としたい汚れというのはありません。
シャワーで十分です。
皮脂
落としたいものの一つに体から出る油があると思います。
顔や頭から出る油も同じです。
そもそもなぜ体から油が出るか。
この答えは
「必要だから」
です。
人間の体というのは素晴らしいシステムで出来ています。
風邪をひいたら熱がでる。これは免疫力をアップしてウイルスや細菌を退治するためです。これを「熱が出たから」という理由だけで、薬で熱を下げてしまったら体に反抗していることになるのです。
油も一緒です。
皮膚の乾燥を防ぐために、天然の無料のボディークリームを体の内部から生産してくれているのです。
これを落とすのは解熱剤で熱を下げる行為と同じだと思います。
体が必要ということで油を出しているにも関わらず、それを全て落としてしまっているのならば、体は「まだまだ足りないのかっ!」と勘違いし、大量分泌をしてオイリー肌になってしまう可能性だってあります。
垢・フケ
垢って汚くて不要な存在ですか?
まぁ、銭湯に行って、おっさんの垢が湯船に浮いていたら「汚っ!」と思ってしまうのは事実ではありますが、それは見た目の問題で、体にとって邪魔な存在であるかどうかはまた別問題であります。
wikipediaにもこう書いてあります。
垢は汚いという社会通念がある。しかし垢の落としすぎも、また、まだ機能的な皮膚の角質をも侵食して破壊してしまう恐れがあること、また垢に保持された皮脂腺分泌物などが常在細菌によって代謝された産物は皮膚を弱酸性に保ち、常在細菌叢そのものと複合的に外部からの病原体を排除していることを考慮すると、皮膚の健康上はあまり望ましいものではない。
堆積してしまうほど放置するのは良くありませんが、石鹸をつけた荒いタオルで体をゴシゴシ洗う必要はありません。むしろ垢以外のものも取れてしまうでしょう。
脱石鹸のメリット
ぜひ脱石鹸生活を試していただきたいです。
石鹸を使わないことは、先ほどお話しした自分の体のため以外にもたくさんのメリットがあります。
節約になる
石鹸類を買わなくなるのでその分お金が節約できます。
少しでも安い洗剤を買おうと、薬局巡りをする時間も不要になります。
お風呂場が汚れにくくなる
ピンクの汚れに困っていませんか?
あれはカビではなく「ロドトルラ」という菌なのですが、石鹸のカスを栄養にしています。
菌の原因物質がなくなるのでお風呂掃除が楽になります。
環境破壊を防ぐ
地球のためにもなります。
界面活性剤不使用などを謳った、環境にいい石鹸も売られていますが使わない方がいいに決まっています。
少しずつ始めよう
いきなりボディーソープや洗顔フォームを捨てる必要はありません。
毎日石鹸で体を洗っている方は、まずは2日に1回にして様子をみてください。
今は、石鹸ありきの体の反応になっていますので最初は少し気になるかもしれませんが、だんだん体が慣れてきます。
2日に1回でも問題なくなってきたら3日に1回にし、ゆっくり時間をかけて間隔を広げていく方法がいいでしょう。
まとめ
私は医者でないのでこの記事全てを鵜呑みにしないではいただきたいのですが、「なんとなく」とか、企業の宣伝に踊らされて商品を使うことはバカバカしいと思います。
必要そうに見せかけておいて、実際には必要なかったりむしろ逆効果である商品はこの世に多く存在すると私は考えます。
自分で考え自分の意思で自分の人生を決定しましょう。
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