プロミュージシャンを目指すのはオススメしない!?

私は本業としてドラム講師をしております。
プロと名乗れる定義はイマイチわかりませんが、ここではお金を貰っているか貰っていないでプロかそうでないかを区別してしまいたいと思います。

一応前置きとして話をさせてもらいますが、この世に存在する一人一人、何を夢や目標にするか自由だと思いますし、目標がある人生は素晴らしいことだと思います。
叶わない夢なんて無いとも思っています。
プロミュージシャンも同様で、願い続けて努力し続ければ夢は叶うでしょう。

【私について】
高校卒業する頃にはミュージシャンを目指し、進学もせず夢に向かって音楽活動をしていました。
当初はバンドでメジャーデビューしたいという夢でしたが途中で諦め、スタジオミュージシャンとして全国を飛び回りたいという夢に変わり、そして今は自宅で音楽教室の経営と講師をしています。

そんな私に対して、
「プロミュージシャンになりたいと思っていますが、どうですか?」
と、もし誰かから聞かれた場合には、真っ向否定はしないものの「オススメはしない」と答えます。

その理由を本日はお伝えしていきます。

プロミュージシャンという職業をオススメしない理由

プロミュージシャンになるのはオススメしないと言いました。
その理由をこれから3つ述べます。
(私は楽器プレイヤーの世界しか知らないので、歌手やバンドでメジャーデビューしたいという人は参考程度にご覧ください。)

仕事が少ない時代

昔の音楽番組の風景がたまにテレビで流れますが、たくさんのプレイヤーを使った豪華な生バンドであることがほとんどです。

しかし今は、カラオケが大半を占め、プレイヤーの仕事が激減したと言えるでしょう。
それはテレビだけではなくライブやレコーディングの現場でも同じです。

それは予算の問題だけではないと思います。
生演奏の音楽がふさわしくない楽曲が増えてきている時代だという現状があるのでしょう。

適当に洋楽ヒットチャートを聞いてみたりするとわかると思いますが、多くの曲は打ち込みを多用しています。そのほうがかっこいいのでしょう。
私も聞いてて、「確かにこの曲に生ドラムの音色は合わないよなぁ」とか思います。寂しいですけどね。

演奏はコンピュータがすることになり、エンジニアが一回作ってしまえば基本的にそれで終わり。
ライブは再生ボタンを押すだけ(さすがにそんな簡単なことではですがw)なのでミュージシャンを雇って毎回演奏してもらう必要がなくなります。

ブームというものがあるので、この先の音楽シーンがどうなるかは誰にもわかりませんが、最近は歌も機械が代わりに行う時代ですので、今後もさらに音楽はデジタル化が進むでしょう。
(この問題は音楽業界に限らずどの業界でも同じだとは思いますが。)

仕事があったとしてもライブ、レコーディングの仕事の母数が少ないので不安定になるでしょうし、大御所もまだまだ現役のこの世界で仕事を奪い合うのは相当大変でしょう。

私はドラム講師をしているわけですが、「じゃあ最初から音楽講師を目指せばいい」ということでもないと思います。
やっぱりミュージシャンとしての活動を経験するべきだと思いますし、現場知識のない講師は技術知識ばかりで話に深みがないと思います。

仕事を失うリスクが高い

ちょっとしたミスをしてしまうだけで次に呼ばれないことは大いに考えられるでしょう。

業界は繋がっていますので評判は広がり別の現場への影響ももちろんあります。
そんな厳しい世界だということを知っておかなければなりません。

技術だけではなく人間関係も大切です。
むしろ場合によっては演奏技術よりコミュニケーションスキルが大切だったりするでしょう。

「あいつ、自己中で使いにくいな」となれば呼ばれることはないでしょう。

自分がミュージシャンに向いている正確か考えてみる必要があるでしょう。
楽器演奏が好きなだけでは辛いこともあります(私は飲み会とか移動が向いていないと思い講師をやっているという部分もあります。)。

趣味ではなく仕事になる

音楽は元々は演奏して楽しむだけの存在でした。
それがいつしか商業になり、職業になりました。

音楽が仕事になってしまうとやりたくない仕事も引き受ける必要があるでしょう。
もちろん仕事を断るのは自由ではありますが、それでは次の仕事が来なくなりますので、やりたくない仕事も受け入れなくてはいけません
時には自分のプレイスタイルすら崩さなければいけない現場もあるかもしれません。耐えられますか?

 

私はドラム講師をしておりますが、想像と違った部分もたくさん見えてきました。

特に趣味を見つけたいといって始めた子供などには特に、「ドラムを嫌いさせることなく上達させていく」ということを意識しなければなりません。

ドラムの技術を教えているというより、ドラムの楽しさを教えているという時間の方が多いです。
(もちろんこれが悪いことという意味ではないです。)

最後に

色々マイナスの意見を言ってしまいましたが、ここまで読んで迷うくらいであれば一度本気で目指した方がいいかもしれません。
「ミュージシャンはオススメしない」ということと矛盾しているかもしれませんが、人生はいつからでもやり直しができますので。

挑戦して失敗した時の後悔」より「挑戦しなかった後悔」の方が遥かに大きいはずだと思います。

 

このような意見は色々な人に聞いた方がいいでしょう。
そして、最終的にはメンターを見つけるのがいいと思います。

この記事は中途半端な音楽家の意見ではありますが、少しでも参考になれば幸いです。

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