脱サラして1年が経ちました。
ということで、脱サラして感じたことを2回に分けて書きたいと思います。
本日は「脱サラして良かったこと」です。
くだらないこともありますが、思いつく限り書いてみます。
満員電車地獄から解放
大都市で働くサラリーマンの苦痛の一つとして満員電車をあげる人は多いと思います。
私も例外ではありません。
変なオヤジに絡まれたりしたこともありました。みんな殺気立っているので、雰囲気はよくないですよね。
また、「絶対にやばい風邪だろ!!」っていうような咳をしている奴とかいて、結構無理でした。
そんな空間は日々の苦痛でした。
脱サラしたからといって、働き方によっては満員電車に乗る必要があるのかもしれませんが、私は主に家での仕事なのでほとんどこの一年乗ることはありませんでした。
このストレスからの解放はとても価値のあるものでした。
評価制度から解放
すべての会社がそうではないみたいですが、私が務めていた会社には評価制度がありました。
学校の成績表のように、
「おまえの前期の評価は『4』な。」
のように半年毎に通知されていました。
しかも、相対評価(どんなに結果を出したからといって、社員全員がいい評価にはならない)であったので周りの同僚たちはある意味敵でした。
言い争いなどの原因の一つにこの制度が理由だったということもあったと思います。
フリーとなった今、お客様からの評価が売り上げに直結します。
昔よりシビアなのかもしれませんが、評価のための行動と本物の評価を得るための行動は違うのかなと思いました。
常にゴマをすっていたというわけではありませんが、上司に気を使ったり、見せ方について考えたりしたことも少しはあったので。ゴルフコンペに参加したり。
今は、本当の満足度をあげるための努力をしています。
サラリーマンの時の正解もそれかもしれないんですけどね。
なかなか難しかったです。
人間関係のストレスから解放
(この項目についてわざわざ解説しなくてもいいとは思いますが、一応書きます。)
上の項目と少し被るかもしれませんが、好きでもない人(というか嫌いな人)とも仕事をしないといけないので、サラリーマンは辛いですね。
嫌いなお客さんがいたからといって上司に「あのお客さんは対応できません。よって、売り上げも減ります。」なんで絶対に言えないですよね。
また、「あいつ(同僚)は嫌いなので別の課に行かせてください」なんていうのもただのわがままですよね。
フリーでも合わない人は登場すると思いますが、切ろうと思えば切れますし、「お金のためだ」として付き合うのも全て自己管理です。
そういった意味で、フリーランスは自由ですね。
休みが自由になった
働くか休むかも自分次第。
お店の経営であれば、定休日や臨時休業日を好きに設定できます。
もちろんその間は収入は無くなりますが。
平日に休みを設定できるので安い時期に旅行に行ったりできます。
もちろん、有休申請に気を使う必要もありません。
精神疾患が発症しなかった
咳喘息(ストレス性だと言われていた)をここ数年毎年冬の恒例行事のように発症して病院に薬をもらいにいっていましたが、今年は平気でした。
気分が落ち込むのようなこともこの冬はあまりありませんでした。
やっぱりストレスが減ったんだなと、見えるバロメータで認識できました。
暑さや寒さを例年よりあまり感じなかった
サラリーマン時代より家で過ごすことが多くなったので、暑さや寒さを感じることは少なかった気がします。
特に寒い日の朝は大の苦手でしたので、その時に布団でヌクヌクしていられるのは最高でした。
これが健康にいいかは別問題ですが、ストレスの観点からして。
くだらないけれど、私にとっては大事。
税金関係の知識を得た
私は税理士を雇っていないので、日々の帳簿管理から確定申告まで自分一人で行いました。
最初は頭を抱えるほど意味不明でしたが今となっては色々わかってきて日々の税金対策が面白くなってきています(笑)。
今思えば、源泉徴収の意味も知らなかったですし、所得税や住民税の計算方法や減価償却についての知識は無駄にはならないでしょう。
また、サラリーマンは楽ですけど、税金取られすぎですね。
税金対策にはこの辺の本がためになりました。
幸せはお金の量と比例しないことを学んだ
手取りは確かに減りました。
欲しいものを何も考えずに買うこととか、自炊するのがめんどくさい時に気軽に外食に行くとかは確かにできなくなったかもしれません。
しかし、それにより幸せではなくなったかというと決してそうではなかったです。
お金があればいろんなことができます。
お金は必要です。
しかし、お金があれば幸せかというとそうではありません。
昔より今の方が幸せです。
お金の問題は意外とどうにかなるということを学んだ
「会社を辞めようかな」と悩んでいる方は、その後のお金の問題などリスクを考えてしまうと思います。
しかし、やる気があれば意外とどうにかなるとわかりました。
やる気といっても確固たる精神力とかそういう話ではありません。
「継続する力・習慣化する力」のスキルは辞める前につけておいた方がいいかもしれません。
まとめ
自分で言うのもアレですが、最初に思っていたより深い話ができました。
結論としては「色々な方面からのストレスが減った」になるのでしょうか。
もちろんその代償として脱サラして悪かった点もあります。
それは次回の記事で書かせていただきます。
人生いいことだからでは無いですからね。
天秤に乗せていい方を選んでいけばいいのです。
私はあなたの人生の責任は持てないですが、会社に人生を捧げて、命まで捧げてしまう(自殺)のは間違っていると思います。
労働の対価として給料をもらっているのです。
ただそれだけです。
「会社に生かせてもらっている」のように会社を崇拝している人もまだまだいますが、会社だって従業員がいてナンボなわけです。
会社はあなたを利用しています。
だからあなたも会社を利用すればいいのです。
必要以上に恩を感じる理由は決して無いのです。
それを踏まえた上で、「個」として働くのか「集団」で働くのかを考えるのです。
決して、私が脱サラしてフリーランスになることを推奨しているわけでは無いですし、会社員としての働き方を推奨しているわけでもありません。
どっちにも長所と短所があります。
自分に合う方を選択すればいいのです。
本日も、お読みいただきありがとうございました。
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